関東子ども健康調査支援基金による甲状腺エコー検査を実施します。
日時:6月30日(日)10:00~16:00
会場:健和クリニック第2会議室(埼玉県三郷市鷹野4-510-1 みさと健和クリニック隣)
費用 お1人 1,000円 ※対象12~32歳の方優先
申込はこちらから https://bit.ly/3ViMkU1
または下記チラシのQRコードから
お問合わせ:甲状腺エコー検査in三郷実行委員会 kikin.misato@gmail.com
電話:090-4593-2542(橋本) 090-4912-7778(近藤)
以下 チラシの表面を示します。裏面には本HPの「健康への影響-続報」のページに記述してある福島県の県民健康調査における最近の検査状況(手術数の増加傾向)を紹介しています。
下記ご案内の甲状腺エコー検査は予定通り6月18日(日)に実施され、33人が受診されました。宣伝も控えめになっていたのですが、「今回が初めて」という方もいらしゃって、まだまだ必要とされている活動であるとの思いを深くしました。なおアンケート結果は「ようこそ」のページに掲載しました。
関東子ども健康調査支援基金による甲状腺エコー検査を実施します。
会場:みさと健和クリニック第2会議室 (埼玉県三郷市鷹野4-510-1 みさと健和クリニック隣)
日時:2023年6月18日(日) 10:00~16:00
検診実費:一人1000円
5月10日より申し込みの受付を開始しますのでダウンロード欄のチラシをご参照の上お申し込みください。
申し込み用URL: http://bit.ly/3yiyrsm お問い合わせ: kikin.misato@gmail.com
呼びかけ人であるクリニックふれあい早稲田の大場文江医師の下記コメントをぜひお読みください。
「事故から12年たち、福島県においてすでに手術を受け甲状腺がんと確定された人は247人となりました。(2023年3月 福島県県民健康調査検討委員会発表) 私はこの事実に衝撃をうけています。そして早期発見、早期治療のための甲状腺エコー検査の意義は大きいと改めて思っています。原発事故により、放射線の影響を受けてしまったこの三郷においても、関東子ども健康調査による甲状腺検査を継続してまいりました。これを機会にご家族の健康の確認をしていただけたらとおもいます。20才以上で、今まで検診を受けたことのない方には特にお勧めしたいです。」
関東子ども健康調査支援基金 甲状腺エコー検査 in 三郷 実行委員会
2022年6月26日実施 受診者43名 25家庭(回答18名)
質問1 お住まいはどちらですか?
A、三郷市内 11名
B、三郷市外 7名(松戸市、川口市、八潮市、越谷市、足立区)
質問2 三郷市以外で甲状腺エコー検査を受けたことがありますか?
A、病院 2名
B、当基金による他地域での検診 2名
C、その他 ・千葉甲状腺エコーの会 ・たらちね(いわき)
D、ない 14名
質問3 原発事故による健康不安を軽減するため、甲状腺検査費用の一部補助などの措置が取られているところがあります。
(下記)同様の制度ができた場合利用したいと思いますか? できれば理由もお聞かせください。
我孫子 (甲状腺エコー検査・甲状腺に関する血液検査・結果説明 実費:12,000 助成額:5,000 本人負担額: 7,000)
松戸 (甲状腺エコー検査 実費:14,400 助成額: 2,000 本人負担額: 2,400)
松戸 (医師による結果説明 実費:3,110 助成額: 1,000 本人負担額: 2,110)
A、自己負担額が現在の基金の費用より高額にならなければ利用したい 13名
B、自己負担額が高くなっても利用したい 0名
C、金額に関わらず利用しない 1名
D、わからない 4名
・ 私は多分利用しないがこういう補助は断然あるべき
質問4 当基金の検診はボランティアの力によって支えられています。今後の検診についてどうお考えですか?
A、行政による検診の補助を求めるような働きかけに賛同したい 12名
B、もっとボランティアの力を借りて基金の検診を拡大して欲しい 4名
C、その他
・補助や拡大が難しかったら維持を考えてほしい。
・今のままでよい
質問5 この検診を何で知りましたか?
A、基金からのお知らせ 10名
B、知人からの紹介 3名
C、基金のHPを自分でチェック 1名
D、チラシ 0名
E、ちいき新聞 1名
F、広報みさと 1名
G、その他 ( SCR、メール )
質問6 検診は何回目ですか?
A、はじめて 2名
B、 2回 4名
3回 6名
5回 1名
7回 3名
複数回 詳細不明 2名
質問7 今後も受診したいですか?
A、何もなかったので安心 今回だけで十分 2名
B、何もなかったが今後も定期的に受けたい 6名
C、経過観察といわれたのでこれからも受けたい 10名
D、その他 0名
質問8 今回の検診を受けてよかった点は何ですか?(複数回答可)
A、検査会場が近い 13名
B、金銭的負担が軽い 9名
C、医師の説明が聞けた 14名
D、検査結果をすぐにもらえる 13名
E、予約制である 7名
F、その他 0名
質問9 この会場で受診した理由はなぜですか?(複数回答可)
A、会場が近いから 16名
B、日程があったから 7名
C、その他
・毎回受けているので。
・ボランティアをしているので
その他お気づきの点やご要望がありましたらご自由にお書きください。本日の検診は3年ぶりに実施することが出来ましたが、中止となった間の思いなどもございましたら、お聞かせください。
・来年も受けたいです。
・気になっていたので再開できて良かったです。
・子どもたちの健康状態が気になっていたので検診があって安心しました。ありがとうございました。
・安心することが出来ました。また参加させてください。
・自立しつつある子どもがよそへ行く可能性があったのでその前に検診を受けられてとても安心しました。ありがとうございました。
・来年も受けたいです。
・首がヌルヌルしてとれなくてちょっといやだった。
差し支えなければご記入くださった方の年齢、性別をお教えください。
たくさんの設問にお答えいただきありがとうございました。
性別 男性 2名
女性 14名
年齢 10代 3名
20代 2名
30代 1名
40代 7名
それ以上 2名
2013年9月に設立された「関東子ども健康調査支援基金」は関東における放射能汚染から子どもを守るために発足した、‘市民の、市民による、市民のための基金‘です。三郷の地でも市民を中心に実行委員会を立ち上げ、それに賛同する医療機関の協力も得て、この基金による甲状腺エコー検査に取り組んで来ました。新型コロナ・ウイルスの影響で開催を見合わせていましたが3年ぶりに甲状腺エコー検査を実施いたしました。これまで土日2日間の実施でしたが、今回は日曜日1日にしぼり43名の方が検査を受けられました。2年間休止後の再開、コロナ対策もしつつという困難な状況もありましたが、各方面のご協力もいただき、しっかりと復活いたしました。詳しくは近日ご報告いたします。
2020年の検査も同様な理由で中止していますので、2021年は9月に開催しようと準備を進めてまいりましたが、東京オリンピックの開催と重なる第5波の感染者急増の状況に鑑み、やむなくいったん中止することといたしました。今後また新たな可能性を探って検討していきたいと考えております。(実行委員会より)
下記にお知らせいたしました放射線から子どもたちを守る三郷連絡会の設立10周年記念集会が予定通り2021年6月19日(土)午後に延べ約50名の参加者を得て開催されました。当日は小雨のぱらつくような天候でもあり、新型コロナ感染症対策で定員の半分以下という条件もありましたが、3件の講演・報告を参加者は熱心に聴講されました。
まず大場敏明代表のあいさつでは、本連絡会の設立に至る経過やその頃の雰囲気など歴史を振り返り、連絡会活動10年の起点を中心にお話いただきました。
続いて第1の記念講演では関東子ども健康調査支援基金の木本さゆり講師・佐藤登志子講師が2013年以来8年間にわたる自主的な甲状腺エコー検査活動の概要をお話くださいました。これまで総数1万人余の検査を行い、だいたい4分の1の方は「所見なし」(何も異常がない)でしたが、残りの方は多少とものう胞や結節がみられたました。ほとんどの場合は1年後に再度検査に参加するようにお勧めすることで済みましたが、一方、専門医に見てもらうことを助言した事例が男性で0.4% 女性で0.7%ありました(合計約50人)。検査開始4年後あたりから徐々に参加者が減少する傾向がみられましたが、専門医を紹介する確率はやや増えつつあったとのことです。昨年は新型コロナの影響でほぼ全面的に検査を中止したが、検査の必要性が解消したわけではないので、本年はコロナ対策も十分講じながら検査を再開する予定とのことです。低線量被ばくであるがゆえに長期の追跡が必要だと話されました。
第2の記念講演は東海第2原発運転差し止め訴訟原告代表の大石光伸講師より、歴史的に核の問題を振り返ってという大きな視点でのお話がありました。大石さんの小さい頃、1950年代のビキニ環礁での核実験により日本にも死の灰が降っていた。母親から「放射能に汚染されるから雨には濡れてはいけない」という注意を受けたことを覚えているが、なんと半世紀後2011年に福島第一原発の爆発事故に遭遇し、自分が職員に対して同じことを言っているということに気づいた。茨城県では1999年にJCO事故というのがあって、核融合炉の燃料を作っている工場で操作ミスから核の臨界事故を発生した。その時は大騒ぎし、反省もしたようだったが2,3年もするとなかったようになってしまう。この状況を打破し福島事故を真に反省するには、脱原発するしかない。わずか50年間の電力を生み出した際に発生した核のゴミを未来永劫子孫に押し付けるという誤まりに終止符を打つことも必要だ。茨城県東海村にある東海第2原発は40年の寿命を迎えたのだが、日本原電は必要な対策を施したと称して20年間の稼働延長を申請し、原子力規制委員会もそれを認めた状況にある。しかし水戸地裁はいろいろな論理は規制委員会の判断を踏襲しつつも、「実現可能な避難計画および実行しうる体制が整っていない」という理由で運転を認めなかった。日本原電は東京高裁に控訴したが私たちはこの勝利的判決を確定するために闘わねばならない。ご協力をお願いしたい、というようなお話をされた。
会の後半では連絡会荒木事務局長よりこの10年間の活動の内容と今後の方針が話されました。(ダウンロード資料参照)これまでの活動は尿中セシウムの測定による内部被曝の調査、空間放射線量測定、土壌内の放射線量の測定と市内の濃度分布マップ作成、関東子ども健康調査支援基金の協力を得た甲状腺エコー検査、市への放射線関連の提言・要望・懇談、HPによる継続的な情報の発信などです。
この先の課題としては事故時ゼロ歳の子供たちが成人を迎えるまでの健康見守り活動として甲状腺エコー検査を継続すること、東海第2原発を始めとする既存原発の運転に反対する活動、放射線量測定や市への働きかけの継続、などを計画していると報告されました。
会場からは、まず大場文江医師から国による甲状腺エコー検査の縮小方針への批判がなされ、その他甲状腺エコー検査での所見ありの方の追跡状況、首都圏に東海第2原発問題を広めるための活動の実情、市との懇談や要望に対する市側の対応状況などについて質問がありました。
以上をもって2時間近くの勉強会ともいえる記念集会は終了し、次の10年へのスタートを切りました。
2011年3月11日の東日本大震災と引き続いて発生した福島第一原発事故から10年。まだまだ原発事故の影響は消えず、処理も終わっていません。2011年6月に設立された当連絡会も10周年を迎えるにあたり下記のような記念集会を企画いたしました。
ふるってご参加ください。(入場無料)
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【プログラム】
あいさつ 連絡会代表 大場敏明
記念講演1 「市民による、のべ1万人の甲状腺検査報告」
木本さゆり ・佐藤登志子(関東子ども健康調査支援基金)
記念講演2 「二度と同じことを起こさないために、
地元の首都老朽原発・東海第二原発を止めておく」
大石光伸 (東海第2原発運転差し止め訴訟原告団)
10年間の活動経過と今後
連絡会事務局長 荒木浩二
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会場:三郷市文化会館 大会議室
開場:13:30 開会 14:00 終了予定 16:10
お問合せ: Eメール:misato.rad.kids@clinic-fw.org
電話: 048-950-3330 (クリニックふれあい早稲田)
なお新型コロナの影響により中止その他変更がある場合はここに掲載いたします。
6月28日実施を予定して準備作業を進めておりましたが、実施をアナウンスする前に新型コロナウイルスの感染拡大防止の動きが広まり、まことに残念ながら本年は中止と決定いたしました。なお関東子ども健康調査支援基金による各地の甲状腺エコー検査も2020年12月まではすべて中止となっております。
46名の方から回答をいただきました。自由記入の感想では下記のようにたくさんの励ましと感謝の言葉をいただきました。ありがとうございました。アンケート結果全文は下のファイルダウンロードでpdfファイルとして得られます。
・今後も受診しますのでよろしく。
・甲状腺エコー検査があることを折り込み広告で知った。いつもお世話になっている病院だったので安心してこられたが少し不安もあった。市などの協力を仰ぎ周知させることが大事なのではないか?
事故以来気になっていたのでとてもありがたかった。
・何度も検査を受けさせていただき皆様に感謝しています。先生やボランティアの皆様のご苦労あっての私どもの安心と思っている。出来ることは協力していきたい。
・学校を通してのPRがあればよい。
・検査してもらえる機会があると本当に助かる。今後も子ども達に異常が出てくるのでは?と不安を抱えながら日々過ごしている。継続していただけると大変ありがたい。
・三郷市はあまり大きく取り上げなかったが野田、流山等周りではニュースになっていた。もっと三郷市も支援すべき。
・もっと広報が必要かもしれません。
・311から8年経過費オリンピックキャンペーンなどで福島原発事故はなかったものとされてしまいそう。健康被害はこれからだと思う。皆様の活動に敬意を表し今後も継続をお願いしたい。
・いつもありがとうございます。
娘の甲状腺の血液検査で一部の数値が高かったが子どもだから大丈夫とのことだったが不安だった。どこかでエコー検査を受けたいと思っていたが何処で受けて良いかわからなかった。このタイミングでボランティア活動を知ってとても助かった。
・毎年皆様のご厚意大変ありがたい。
・今は協力できず申し訳ないが子育てが落ち着いたら恩返しをしたい。
去る6月29日(土)午後から30日(日)に実施した甲状腺エコー検査に80名が受診しました。この検査は、三郷市内では既に5回目、みさと健和クリニックでは4回目です。検査実施の主催団体は「関東こども健康調査支援基金と三郷市内のお母さんたち」です。
この3年間はみさと健和病院の宮崎先生と坂口先生、さらには関連組織の職員の検査技師、看護師、事務の方々のご協力をえて、スムーズに検査が実施されています。三郷会場には、これまで約570名(三郷市の住民のほか、千葉県、茨城県、栃木県、東京都などからも参加)が検査を受けられています。今回初めて受けられた方も10名近くいたと聞いています。一方でこれまでに検査を受けていた方で既に成人になった方もいることから継続参加が困難な要素も出てきています。
来年日本で開催されるオリンピックを「復興五輪」と呼ぶ方もいます。しかし現在でも福島県民の方の避難生活者は5万4000人いることが確認されています。既に8年が経過している中でこの数は余りにも多く、この言葉に拭いきれない違和感が湧いてきます。
ご協力いただいた皆さん、施設を貸してくださった関係管理者の皆さん、本当に有難うございました。 (連絡会事務局)
松浦 麻里沙弁護士(福島原発さいたま訴訟を支援する会)を講師に迎え、 旧みさと健和クリニック2階会議室で学習会を開催しました。20名余の参加があり、熱心な質疑応答がなされ、また率直な感想がだされました。
主催:放射線から子どもたちを守る三郷連絡会
共催:みさと健和病院友の会
下記の資料をご参照のうえ、次のリンクからオンラインで申し込めます。
甲状腺エコー検査申込書 三郷会場 https://goo.gl/PBNXYE
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回答者 (2019年4月3日現在)
苗村京子 東第10区(三郷市)
平野あつ子 南第1区(草加市)
秋山もえ 南第13区(上尾市・伊奈町)
柳下礼子 西第1区(所沢市)
前原かづえ 西第5区(ふじみ野市・三芳町)
八子ともひろ 西第6区(富士見市)
守屋裕子 西第7区(川越市)
江原くみ子 北4区(深谷町・寄居町・美里町)
辻 浩司 東8区(越谷市)
【以上 敬称略】
当連絡会は3月5日付で三郷市長あてに要望書を提出しましたが それに関連して、本年4月7日投票の県議選の候補者の方々への質問をまとめました。下記に要点を掲載いたします。なお市長への要望書を含めた全文(pdfファイル)は
ダウンロードして取得できます。
1.埼玉県議会では平成29年12月22日付で「世界で最も厳しい水準の規制基準に適合すると認められた原子力発電所の
再稼働を求める意見書」を採択しています。これについてどのようにお考えでしょうか。 2.三郷市から100キロしか離れていない東海第2原発の運転延長・再稼働について どのような見解をお持ちでしょうか? 3.トリチウム汚染水の海洋投棄についてはどうお考えですか? 4.福島県民健康調査(甲状腺エコー検査)の縮小、継続等についてご意見は?
(5.以下の3項目を削除しました。2019年4月2日 事務局)
2018年6月23日(土)14時から17時、6月24日(日)9時から16時に健和クリニックで実施いたしました。
地元の医師2名、検査技師2名と多数のボランティア・スタッフの協力でスムーズに検査を進めることができました。
ご協力ありがとうございました。来年以降も継続して実施する予定です。
(主催団体)関東子ども健康調査支援基金 http://www.kantokodomo.info/yotei.html
2017年6月24日(土)25日(日)の両日に行われた表記検査は予定通り約150名弱の方の参加がありました。第1日は晴天で暑く、第2日は雨天で予約のキャンセルが心配されましたが、実際にはほとんどの方が参加され、順調に検査は終了いたしました。皆様のご協力に感謝いたします。詳しいアンケート結果の分析などは近日お知らせいたします。
6月3日(土)の学習会では「放射線被ばくと甲状腺疾患」と題する崎山比早子先生の理路整然としたお話を三十数名の方が熱心に聴講しました。また三郷および関東の市民運動の歴史と現状を要領よくご報告いただき、福島の原発事故という距離もありまた時間も6年以上経過したなかで、心配なことに声を荒げずに淡々と対処していくことの必要性も話されました。
いろんな地域で似たような問題意識を抱えているお母さん方の連帯で立ち上げられた「放射能からこどもを守ろう関東ネット」の活動を伝えるビデオも問題の性質や社会的状況を知るうえで役に立ったと思われます。
最後に本日の学習会の大場文江呼びかけ人、崎山比早子先生、大場敏明連絡会代表、学習会のまとめをされた宮崎 康医師の4人が記念撮影いたしました。
6月19日現在で定員に達しましたので申込み受付を終了いたしました。ご協力ありがとうございました。
甲状腺エコー検査 in 三郷 は6月24日(土)、25日(日)に実施します。それに先立って崎山比左子先生による学習会を6月3日に開催します。詳しくは下記チラシにて。また甲状腺エコー検査は5月上旬に 関東子ども健康調査支援基金のホームページから申込み可能になります。
結成4周年記念集会はゴスペルシードのコーラスによるオープニングからはじまりました。メンバーも福島県に縁のある方で、原発の事故による住民の被ばくを他人事とはおもえないとのことでした。大場敏明代表からは事故後の対応について怒りをこめた報告がありました。
常総生協の大石光伸氏に「『原発と被ばく~この4年』問題提起」と題する記念講演をしていただき、行政にまかせておいては被ばくの状況すら明らかにならない中で、市民として何をしてきたか、時間の枠には入りきらない様々な情報とご報告とをいただきました。内容をかいつまんでご紹介すると
★放射能への対策は「時間との闘い」であり、最初の4年間に線量が下がったとすれば、それだけ多く被ばくしたと言える。
★三郷連絡会の活動へのコメント
1.「三郷連絡会」が「4周年」ということのすごさ(立ち上がりが早かった)
2.地域の医師・医院と市民が最初から共同していることのすごさ
3.調査や検診を実際にやっていく「実行力」のすごさ
★時間と共に消えゆく事故証拠の攻防
被ばくと汚染の「証拠」をめぐる攻防戦。これから
★チェルノブイリの教訓
「統計より症例報告」という法則が重要
多数例の軽微な変化より、極端なしかし端的な特徴を持つ少数例を現場でつかむこと
★不溶性のセシウムへの注目(セシウムボールの発見)
★東日本土壌ベクレル測定プロジェクト(関東は「第二次土壌調査」)よろしく!
ワークショップでは三郷の汚染の把握と子どもたちの健康検査の取組の現状について4人のご報告があり、そこでも「おかしなこと」が多数報告されました。
十分な議論の時間はとれませんでしたが、各種の報告の中で私達の活動を続けていくことの必要性が誰にでも理解できるような集会となりました。全体として50名以上が集会に熱心に参加しました。
ゴスペルシードによるオープニング 大場代表のあいさつ
大石講師の熱の入った講演 パネルディスカッション
様
2013年7月
埼玉県三郷市早稲田3-26-3
放射線から子どもたちを守る三郷連絡会
代表 大場 敏明
放射線から子どもたちを守る三郷親の会準備会
代表 川上 貴子
この度の三郷市議会議員選挙に立候補を予定されている皆さまへ
私たちは、放射線から子供たちを守るために「放射線から子どもたちを守る三郷連絡会」を結成し、自治体に働きかけるとともに、放射線に対する正しい知識を学び普及し、自分たちでも出来る事に対しては、自ら積極的に取り組んでいる団体です。
現在、福島原発事故が発生してから既に2年4ヶ月が経過しようとしていますが、福島県では放射能汚染の影響により16万人以上の方々が他の地域に避難されています。また、高放射線量を伴うホットスポットの地域でも一定の除染作業により改善は得られたものの放射性物質(主に放射性セシウム等)による健康被害の恐れは完全に無くなったものではありません。特に三郷市は、現在でも高い放射線量が測定されており、内部被曝の危険性など成長期にある子供への影響が心配されています。なお、既に他の自治体では、その対策も進められている所もあります。
私たちは、今後も三郷市で安心して住みつづけていく為には、市の施策が最も重要と認識しています。
つきましては、三郷市議会議員選挙へ立候補された皆さまに対し、放射線問題に対する「公開質問状」をとらせていただきますので趣旨をご理解し、ご回答をいただける事を切に期待いたします。
なお、回答の公開はマスコミと当会ホームページ等http://misato-rad.jimdo.com/に7月14日以降で掲載させていただきます。
ご不明な点、問い合わせなどは下記までご連絡下さい。
記
問合せ先:医療法人財団アカシア会本部内 荒木 浩二
電話番号:048-950-7207
FAX番号:048-950-3331
以上
公開質問状 (回答書)
住所
氏名
会派
質問① 三郷市の放射能対策室について
イ 更なる対策の強化が必要。
ロ 現状で充分である。
ハ その他
意見欄
質問② 健康調査について
イ 甲状腺エコーを含めた健康調査が必要。
ロ 検査は必要ない。
ハ その他
意見欄
質問③ 土壌など放射性廃棄物の処理について
イ 国または市が住民の協力を得て処理する。
ロ 住民の自助努力で対処する。
ハ その他
意見欄
質問④ 2012年6月に成立した「原発事故子ども被災者支援法」について
支援法では子供(胎児を含む)が放射線による影響を受けやすい事を踏まえ「その健康被害を未然に防止する観点から放射線量の低減及び健康管理に万全を期する事を含め子ども及び妊婦に対して特別の配慮がなされるもの」とされています。
イ 三郷市を支援法の対象地域に国へ要請する。
ロ 国への要請は必要ない。
ハ その他
意見欄
質問⑤ 原発ゼロについて
イ 直ちに、全原発の稼動停止をおこなうべき。
ロ 2030年代までに段階的に減らす。
ハ 原発は将来にわたって必要。
意見欄
ご意見・ご要望などあればご記入ください。
ご協力ありがとうございます。 ファックス送付先
メールアドレス
様
2013年7月
埼玉県三郷市早稲田3-26-3
放射線から子どもたちを守る三郷連絡会
代表 大場 敏明
放射線から子どもたちを守る三郷親の会準備会
代表 川上 貴子
この度の三郷市議会議員選挙に立候補を予定されている皆さまへ
私たちは、放射線から子供たちを守るために「放射線から子どもたちを守る三郷連絡会」を結成し、自治体に働きかけるとともに、放射線に対する正しい知識を学び普及し、自分たちでも出来る事に対しては、自ら積極的に取り組んでいる団体です。
現在、福島原発事故が発生してから既に2年4ヶ月が経過しようとしていますが、福島県では放射能汚染の影響により16万人以上の方々が他の地域に避難されています。また、高放射線量を伴うホットスポットの地域でも一定の除染作業により改善は得られたものの放射性物質(主に放射性セシウム等)による健康被害の恐れは完全に無くなったものではありません。特に三郷市は、現在でも高い放射線量が測定されており、内部被曝の危険性など成長期にある子供への影響が心配されています。なお、既に他の自治体では、その対策も進められている所もあります。
私たちは、今後も三郷市で安心して住みつづけていく為には、市の施策が最も重要と認識しています。
つきましては、三郷市議会議員選挙へ立候補された皆さまに対し、放射線問題に対する「公開質問状」をとらせていただきますので趣旨をご理解し、ご回答をいただける事を切に期待いたします。
なお、回答の公開はマスコミと当会ホームページ等http://misato-rad.jimdo.com/に7月14日以降で掲載させていただきます。
ご不明な点、問い合わせなどは下記までご連絡下さい。
記
問合せ先:医療法人財団アカシア会本部内 荒木 浩二
電話番号:048-950-7207
FAX番号:048-950-3331
以上
公開質問状 (回答書)
住所
氏名
会派
質問① 三郷市の放射能対策室について
イ 更なる対策の強化が必要。
ロ 現状で充分である。
ハ その他
意見欄
質問② 健康調査について
イ 甲状腺エコーを含めた健康調査が必要。
ロ 検査は必要ない。
ハ その他
意見欄
質問③ 土壌など放射性廃棄物の処理について
イ 国または市が住民の協力を得て処理する。
ロ 住民の自助努力で対処する。
ハ その他
意見欄
質問④ 2012年6月に成立した「原発事故子ども被災者支援法」について
支援法では子供(胎児を含む)が放射線による影響を受けやすい事を踏まえ「その健康被害を未然に防止する観点から放射線量の低減及び健康管理に万全を期する事を含め子ども及び妊婦に対して特別の配慮がなされるもの」とされています。
イ 三郷市を支援法の対象地域に国へ要請する。
ロ 国への要請は必要ない。
ハ その他
意見欄
質問⑤ 原発ゼロについて
イ 直ちに、全原発の稼動停止をおこなうべき。
ロ 2030年代までに段階的に減らす。
ハ 原発は将来にわたって必要。
意見欄
ご意見・ご要望などあればご記入ください。
ご協力ありがとうございます。 ファックス送付先
メールアドレス
3月9日(土)午後6時から8時半まで、三郷市文化会館小ホールにて表記講座が三郷市医師会の主催、埼玉県医師会と三郷市の後援で開催されました。
講座は第1部として「南三陸町歯科医療再生の軌跡」~東日本大震災の経験~のタイトルで公立志津川病院歯科口腔外科部長 斉藤政二先生の講、第2部は「放射線被曝の人体に及ぼす影響」~チェルノブイリの経験を基にして~というタイトルで日本医科大学内分泌外科 主任教授 清水一雄先生の講演がありました。
第1部の斉藤先生からは南三陸町が津波に襲われる状況を病院内部から撮影した衝撃的なビデオの紹介をふくめ、病院の5階に避難して文字通り生き延びた体験が語られ、その後、救出されて避難所に移る段階から、仮設の治療施設において歯科治療を再開する段階までのドキュメントの報告がなされました。改めて東日本大震災のすさまじさと、生還から生活や治療体制の再建の実際を認識することができました。
第2部の清水先生からはチェルノブイリ事故後 ベラルーシで甲状腺がんの治療支援に10年近く携わった体験をもとに放射線被曝による発がんと治療の経験をご紹介いただきました。福島の事故の影響については「基本的にはそれほど心配する被ばく状況ではないし、たとえ万一 甲状腺がんが発見されても日本では100%治癒できるし、手術の傷跡もほとんど残らないし、甲状腺機能もほとんどの場合損なわれないで済むので、それほど深刻に心配する必要はないと思う」というご説明がありました。ただし、「福島第1の事故の被ばくの影響はなく安全だと言い切れるわけではなく、影響は今後の状況をみなくてはわからない」という追加説明もされました。さらに市民の質問に答えて「(三郷近辺においても)お子さんなどの甲状腺の健康障害が心配な方は、超音波の検診を積極的に受けて安心されるとよい」というご意見が表明されました。非常に実際的なご助言をいただけたように思います。
なお残念ながら「原発事故による福島県の汚染の実態」というタイトルで講演予定であった獨協医科大学国際疫学研究室 准教授 木村真三先生は体調不良のため講演中止となりました。別の機会にあらためてお話を伺いたいものです。
「まず節電を、特に産業部門での節電を、そうすれば40%くらいの節電は可能。危険な原発は必要ない。その使用量の減った電力を自然エネルギーで少しずつ代替していけばよい。」という基本的な発想でいろいろ実例や具体的提案を含めて講演していただきました。総括原価方式をやめ、発・送電の分離、企業についても使用量が増えると電気量の単価が高くなるような仕組みにする、など社会の仕組みを変え節電を誘導すればあっというまに世の中は変わっていく。家庭でこまごまと節電してももともと省エネの状況になっているので残念ながら全体にはあまり影響しない。脱原発と声高に叫ばなくても、社会・経済の仕組みを変えるだけで脱原発は可能であると。非常にわかりやすく、また新鮮な目線で、元気の出る講演をしていただきました。(HI)
参考資料
「原発に頼らない社会へーこうすれば電力問題も温暖化も解決できる」(ランダムハウスジャパン)本体1000円 ISBN978-4-270-00645-0