放射線量測定


文化会館東側の放射線量の変化と公式計測(三郷高校)の比較


市民による空間放射線量の測定は2011年以来続けられています。少し古くなりますが2019年までの放射線量の変化を三郷市文化会館東側の測定と三郷高校で比較してみました。三郷高校は地上1mですが、文化会館東は1mと5cmの2種類の高さで測定しています。この結果をみますと全体としては半減期の効果で減少傾向にはありますが、地上の局部的な汚染の影響を受けやすい5cmの測定値では1mの値よりかなり高い値を示す場合があり、まだまだ事故以前の状況には戻っていないということが言えます。このデータは市の担当者にも提供しています。

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三郷市文化会館東側(市民)と三郷高校(公式)の空間放射線量の経年変化(2014年から2019年)
bunkakaikan-east(2014-19)+misato-hs.pdf
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事故発生10年 放射能測定会のお知らせ


三郷市労働組合連合会主催により第11回放射能測定会3月13日(土)は悪天候のため4月17日(土)午前9時に延期されました。

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第11回 放射能測定会
3月13日の測定会参加呼びかけ
20210313houshsen-sokuteikai.pdf
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三郷公園の空間放射線量を測定しました(2019年12月24日)


2019年11月13日の東京新聞で隣接の東京都立水元公園の放射能汚染が高いレベルにあるという実測データ(土壌測定と1m高さの空間放射線量)が詳細に報じられました。(DL資料参照)そうすると大場川をはさんで対面する県立三郷公園での汚染が憂慮されるので、まずは空間放射線量だけでも測って状況を調査しようということになりました。

 

 12月24日に実施した結果は下図のようです。1m高さでは水元公園で0.2μSv/h以上の値を示した地点が29地点中8地点あったとの報道ですが、三郷公園では最高で0.10μSv/hでした。また土壌の汚染をある程度反映すると推定される0.05m高さの測定では1mよりは高い値が測定される傾向にありましたが、最高値で0.18μSv/hで、0.1μSv/h以上の値が33地点中13地点で測定されました。ただし最高値以外は0.14μSv/h以下でした。測定した範囲では全体として水元公園の汚染ほど高い値は出ていないと推定されましたが、土壌の放射線量を測定していないので断定は避けるべきであるという見方もあります。なお公園の北側が南側よりやや高い値を示す傾向がみられました。(写真は測定風景 左:1m高  右:0.05m高)

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都立水元公園の放射能汚染は
東京新聞2019年11月13日報道
20191113-04-tokyo-mizumoto-park-ms.pdf
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東京都における初期ヨウ素の測定値


福島第一事故による首都圏における初期被曝、とくにヨウ素131の汚染データは非常に乏しい。

 ここで注目したいのは事故直後から活発な観測活動を展開していたと思われる米国が公開している資料である。「科学」の沢野伸浩氏の情報[4]にしたがって NNSA response data repositoryという下記サイトにアクセスし

https://www.nnsaresponsedata.net/

ユーザー登録して各種データをダウンロードした。

 以下の分析に使用したファイルは” FieldSampleAirResults”である。ここでは大気中の数種類の核種についてエアーフィルター(paper / charcoal)を測定して核種ごとの測定値を得ている。

 今注目しているヨウ素131に話を絞ると、3月12日から散発的な測定データがあるが、当初は福島県を中心とした分散的な地点の測定値である。しかしある特定の地点における時系列的なデータが提供されている場合があり、その地点を緯度経度から特定してみると

1.米国大使館

  北緯35.668524度、東経139.743352度 〒107-8420 東京都港区赤坂1-10-5

2.米軍横田基地

 北緯139.360889度、東経148.540664度 〒208-0031 東京都武蔵村山市大字岸

の2地点が浮かび上がった。

 

 そこでこの2地点における大気中ヨウ素の濃度をプロットしたのが図3である。

ここでいくつかの注釈が必要となると思われる。

 まず横軸の月日と時間であるが、PDT (Pacific Daylight Time)での表記とされているので日本時間と比較するには16時間を加える必要がある。(日本標準時のほうが16時間進んでいる)。

 次に縦軸であるが対数プロットしている。単位はマイクロキューリー/mlである。これをSI単位と合わせるには1μCi/ml=3.7x10^10Bq/m3 という換算式を使う。(10^10は10の10乗)

 なおチャコールフィルターは化学物質の吸収性に優れるといわれ、同時刻での紙フィルターの測定値の2,3倍の値を示していることが多い。

 

 大気中濃度のレベルを福島県と比較してみると、たとえば米国大使館の最大値(charcoalフィルター)2.86x10-10μCi/mlは約10 Bq/m3に相当する。図1(福島県における大気中のヨウ素の濃度の推移 [1])を参照すると、福島県の原発30km圏内のいくつかの地点より低いのは当然としても川俣町であるとか二本松市であるとか、福島県の中で著しく高くはなかった市町と同等レベルにもみえる。

 ヨウ素による初期被ばくが福島県だけの問題ではなく、関東圏あるいは東京圏も含めて現実の問題になっていた可能性は高い。

 

 東京での最大値は、平常のレベル(あるいは測定の検出限界)と思われる1~5x10-14 Ci/ml程度のレベルからみると1万倍近い値を示しており、それが東京において平常のレベルに戻るのに2か月程度はかかったといえる。

 

 以上、簡単に米国大使館、横田基地での大気中放射性ヨウ素の濃度データをみたが、

平常時の1万倍以上の濃度のヨウ素に見舞われた東京で、外気にさらされていた人の中から健康被害が生じる可能性は、ないとは言えないであろう。

 

参考文献

[1] study2007: 見捨てられた初期被曝、岩波科学ライブラリー239,(2015),p.9, 岩波書店. 

[2] 原子力規制委員会 定時降下物モニタリング サイトhttp://radioactivity.nsr.go.jp/ja/list/195/list-1.html

平成23年3月分 月間降下物は下記ファイル

  http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/3000/2411/24/1060_03_gekkan_2.pdf

[3] http://www.sting-wl.com/wp-content/uploads/2013/10/f226874c8a09c94eccf5a15dc9045042.png

[4] 沢野伸浩:科学, 87-3, (2017年3月), p. 294-301.

 


柏市でマイクロスポットが発見される (2017年2月)


千葉日報電子版 2017年02月07日 11:00 は

「体育館敷地の植え込みで高線量 柏市、公共施設を緊急点検 業者らに線量測定義務付けへ」

という見出しで、柏市に発見されたマイクロスポットの実例を報じています。

http://news.goo.ne.jp/article/chiba/region/chiba-20170207111453.html

 

線量が低減しているという感覚が一般化するなかで、地形や局部的な状況によりいまだに高濃度で放射性物質に汚染された土地が三郷の周辺でも確認されたことに注目する必要があります。

 


ヨウ素による初期被ばく状況の推定


ヨウ素による初期被ばくは十分な測定がなされなかったため不明とされることが多いわけですが、状況をある程度推定することは可能です。まず実測ではなく数値シミュレーションですが、下記の動画が公開されています。

 

平成27年4月1日 日本原子力研究開発機構
東京電力福島第一原子力発電所事故により環境中に放出された放射性物質の拡散シミュレーションの動画(集)

 

http://nsec.jaea.go.jp/ers/environment/envs/fukushima/

 

まず注目はWSPEEDIによる中部・関東・東北地方でのI-131及びCs-137の大気降下の試算結果
の中の「広域大気拡散解析:東日本におけるI-131の広域拡散と大気降下量(2D-動画)」

http://nsec.jaea.go.jp/ers/environment/envs/fukushima/animation2-1.htm

Worldwide SPEEDIを使ったということ、その中には気象情報も含まれていて降雨により地上に沈着したというストーリー

もとりこまれているようです。

 

同じシリーズでセシウム137についてのシミュレーションは

東日本におけるCs-137の広域拡散と大気降下量(2D-動画)

http://nsec.jaea.go.jp/ers/environment/envs/fukushima/animation2.htm

があります。

これの解説は下記にあります。

http://nsec.jaea.go.jp/fukushima/data/20110906.pdf

埼玉、東京、神奈川などは比較的知られていますが、静岡県、山梨県、新潟県など通常は問題にされていない遠方の県でもセシウムの降下があったことが推定されます。


その2 国立環境研究所のシミュレーション

国立環境研究所 

福島第一原子力発電所から放出された放射性物質ヨウ素131とセシウム137の大気輸送沈着シミュレーション(動画)

サイト内中段に動画があります。

 

http://www.nies.go.jp/shinsai/radioactive.html

 

またこのシミュレーションに関するまとめが下記にあります。

http://www.applc.keio.ac.jp/~tanaka/lab/AcidRain/%E7%AC%AC35%E5%9B%9E/3.pdf

 


土壌の放射線量分布と甲状腺エコー検査助成のマップ


   すでに掲載した土壌の放射線量(航空機モニタリングによるセシウム134と137の降下物の合計 2011年9月18日基準)に各自治体がどのように反応しているかを記入してみました。市名が囲まれているところが甲状腺エコー検査への助成があるところです。三郷市は放射線量が高いにもかかわらず助成がなされていません。なお助成のある市は柏市、松戸市、野田市、常総市、牛久市、白井市、鎌ヶ谷市、我孫子市となっています。(2016年12月現在)

 【土壌の放射線量の出典:「放射能等分布マップ拡大サイト」http://ramap.jmc.or.jp/map/map.html

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土壌の放射線量分布マップと甲状腺エコー検査への助成の状況 (2016年12月現在) (上記の画像の拡大図)
航空機モニタリングによる土壌の放射線量(セシウム134と137の降下物の合計 2011年9月18日基準)の分布マップに甲状腺エコー検査への助成の状況 (2016年12月現在)を記入したもの。市名を囲ったところが助成あり。
misato-surroundings+city-circles+textV2.
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東日本土壌ベクレル測定プロジェクトにサンプルを提供しました


「現状」 を今一度よく確かめるために 

3.11から5年が経とうとする今もなお、東日本の各地では放射性セシウムが土壌から普通に検出されています。 空間線量測定だけではわかり得ない、具体的な汚染状況を把握するためには土壌測定が必要です。 子どもたちが安全に遊べる場所はどこかという不安、汚染の実情を知りたいという思い、本来なら国が測定すべきではないかという疑問、 そういった声を受けて、私たちは「土壌測定プロジェクト」にチャレンジしようと決意しました。 セシウム137の半減期は30年であり、土壌汚染はこの先長く続きます。】

http://www.minnanods.net/soil/about_soil_project.html

 

このような「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」の趣旨に賛同して、三郷市の4地点の土壌サンプルを提供しました。現在、下記の埼玉県の測定データマップ上に反映されています。(2016年9月)

http://www.minnanods.net/soil/pref17_colored/saitama.html


三郷周辺の土壌の放射線量分布データは?


政府発表による土壌や空間放射線量の分布は三郷周辺でどうなっているか?「放射能等分布マップ拡大サイト」

http://ramap.jmc.or.jp/map/map.html? から主要なデータを拾ってみます。最初の図は単に表示範囲を示しているだけです。土壌の放射線量はある程度空間放射線量の傾向と似ています。三郷の付近では流山あたりに一つのピークがあり、西に行くほど低下するようになっていますが、当然のことながら県境で切れ目があるわけではなく、足立・葛飾・江戸川の東京の3つの区でも相当な汚染が生じています。



2011年(平成23年)9月18日の時点に換算したセシウム134とセシウム137の合計量 (ベクレル/m2)。航空機モニタリングによる


ここからは比較のための空間放射線量データです。

2011年(平成23年)9月18日時点の値に換算した空間放射線量 (μSv/h)航空機モニタリングによる


比較のための空間放射線量データです。

走行する自動車内の計器による放射線サーベイ結果 空間放射線量(平成23年11月から24年3月の測定)


走行する自動車内の計器による放射線サーベイ結果 空間放射線量(平成25年11月から25年12月の測定)


自然放射能の分布-我々は自然環境でいかに被ばくしているか


自然放射能により我々はどの程度被ばくしているのか?それは土地によって大きく異なるようです。

日本の自然放射線量 日本地質学会 http://www.geosociety.jp/hazard/content0058.html#map

のデータにより概略を示します。屋外で計測される自然放射線量は、大地からの放射線量(本マップ)と

宇宙線による放射線量を合わせた値となります。


空間放射線量 市内77か所一斉測定マップ(第7回2015年3月7日)


フレッシュみさと市民の会では第7回目となる一斉測定を行いました。その結果の報告を掲載いたします。全体としては低下傾向にありますが、除染の手のはいっていない土地ではまだまだ高い値が示されています。引き続き追加被ばくに注意する必要があります。

 なお第6回測定(2014年3月29日実施)の結果は下記から取得できます。

フレッシュみさと市民の会のHP 第6回測定結果

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第7回市内一斉測定 放射能汚染マップ 第1面
2015年3月7日実施の第7回測定の結果に関する総合報告。土壌の放射線測定の結果も紹介。
第7号20150401-1.jpg
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第7回市内一斉測定 放射能汚染マップ 第2面
市内の測定地点のマップとその値の一覧。第6回までの経過も示しています。第7回測定の下にある「年間被曝量」は「地上5cm測定値」の誤りかと思われます。測定値の単位はμSv/h。
第7号20150401-2.jpg
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福島県の浄化センターで脱水汚泥からヨウ素131を頻繁に検出!メルトダウンした核燃料に流れる地下水から流出か?現在進行形の放射性物質(ガス)に注意!


報道されませんが、平成26年から27年にかけて福島県の浄化センター(下水処理場)では頻繁にヨウ素131を検出しています。最大800Bq/kg でとても微量と言えるようなものではありません。

流域下水道終末処理場における下水汚泥等の放射性物質濃度・空間線量結果について

http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/gesuido16.html  

 

ご存知のようにヨウ素131は半減期8日。つまり現在進行形でヨウ素が放出されているという動かぬ証拠です。想像されることはメルトダウンした核燃料が地下水中で反応してヨウ素131を放出しているということ。そのガスがどの範囲に流れているのか、不明です。現在 ヨウ素131はすでに消滅したとして、継続的に測定をしている機関は非常に少ないのですが、実態を明らかにすることが必要です。

 

なお東京都下水道局の発表をみると検出限界をわずかに超える程度のヨウ素131は東京都のあちこちの下水処理場で時々検出されています。東京にも上記のガスが現在進行形で流れてきていると考えるべきです。

http://www.gesui.metro.tokyo.jp/oshi/infn0947.htm (平成27年6月の例)

 


「いわき放射能市民測定室たらちね」がベータ線の放射線量測定を開始


市民測定所で一般の放射線量測定を安価で引き受けているところですが、2015年4月よりベータ線の測定(具体的にはストロンチウム90とトリチウム)の受託分析を開始しました。

http://www.iwakisokuteishitu.com/betaray.html

快挙です。費用も安く、分析期間も短く、これからおおいに市民の有力な支えになっていくと思われます。


流山市、手賀沼の川、沼における放射線汚染 (2015年3月)


三郷市にも大堀川と言う川が流れていますがそれではなく、江戸川の向こう側、

流山市を流れて手賀沼に注ぐ大堀川の放射能汚染が高いという記事で す。しか

し汚染した土砂あるいはより細かい砂粒や泥みたいなものが(ある意味市街地か

ら除染され)流れて川や沼に沈んで放射線量が高くなっている というメカニズ

ムはどこでも共通と考えられます。隣町で発生している現象は教訓にしなくては

いけません。

 

東京新聞の記事サイトは下記の通りです。

http://www.tokyo-np.co.jp/feature/tohokujisin/archive/fouryears/150311_2.html


土壌の放射線量測定 中間報告


 

  2014年11月17日現在のマップを掲載しました。全体的には常総生協のホームページに掲載されている東北隣の流山市のデータより低めにはなっていますが、測定時期が2年ほど違いますので自然減衰などの影響も考慮すると、「流山とそれほど違わないかやや低め」という汚染状態かと推定されます。

 

流山市の土壌放射線量マップ (常総生協による)

http://www.coop-joso.jp/radioactivity/result_soil.html#nagareyama

 

メッシュ内の数字は、左上がメッシュ番号、左下の数字がメッシュ内のある測定地点での土壌の放射線量(単位:万ベクレル/平方メートル)です。下記三郷市の場合も同じ表記、同じ色分けです。

 

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2014年11月17日現在、三郷市の土壌測定値マップ(中間報告)
画面で表示されるよりは大きいサイズの画像(831x1183画素)です。
misato-dojo-20141117-hp.jpg
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土壌の放射線量測定を開始しました


これまで大気中の放射線量を中心に測定していましたが、2014年1月より次のような位置づけで土壌中の放射線量を測定することとしました。将来的には三郷市の全域で測定し、土壌の汚染状態のマップを作成する予定です。

 

【土壌中の放射線量を測定することの意義と目的】

 

1.広範な地域に大規模な放射能汚染があった例としてはチェルノブイリで(表面放射線量に代替するものとして)土壌の放射線量を測定し、その地点の汚染度合を評価するという方法を確立している。したがって今回の福島第1事故による汚染状態との比較が容易である。さらに、チェルノブイリ事故ではすでに28年後までの変化を測定しているので、今後の推移の予測の参考にもなる。

 

2.日本では空間放射線量は地上1mでの測定が標準とされているが、まわりの樹木や建物の影響、風向きや天候の影響、局部的な汚染や地形の影響などいろいろな影響因子があって物理的な意味が確定しにくい。

 

3.除染作業は実際上「点あるいは線」での浄化になっており、面積的には除染がなされていない土地の比率が高い。したがって放射能汚染の長期的影響は土壌中の放射線量(汚染されてから自然のあるいは人為的な影響の生じていないところを選んで測定し、汚染時にさかのぼって評価する)が基本になって植物や動物・人間への影響が出てくると考えられる。

 

 

4.局部的な高濃度汚染地帯は優先的に除染(土壌の除去等)されその結果が評価・確認される必要があるが、それには土壌の汚染測定が基本になる。

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土壌採取方法(10か所)
市民によるサンプル採取が可能になるようにわかりやすく土壌の採取方法を図解入りで説明しました。
10カ所の土壌採取方法(確定版).pdf
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第1回から第3回(合計23サンプル)の測定結果
地表から5cm深さまでの土壌を採取していますが500~3000Bq/kgの値が多く出現しています。700から800Bq/kgで4万から5万Bq/平方メートルに換算されますので放射線管理区域相当になります。1000Bq/kgはあまりよろしくない高い値ですが、このレベルが普通に検出されています。最高値は局部的ではありますが19300Bq/kgという驚異的な値が出ています。
rad_misato_soil.pdf
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呼吸器からの被ばくを避けるために


「地面が乾燥している時に強い風が吹くと、じん埃が地表面から舞い上がりやすくなります。
 
被ばく線量の低減や一般的なじん埃の吸入量低減の観点から、土ぼこりが舞うような風の強い日に外出する際は、マスクの使用や帰宅後のうがいなどに心がけましょう。」 福島県の資料より

三郷市放射線量測定値マップ


市民参加で三郷市の空間放射線量測定を行っています。

これまでの結果をグーグルマップにプロットしてみました。ただしマークが現れるまでに少し時間がかかります。

マップ上のマークをクリックすると詳細データが現れます。

また左側のデータのリストのマークをクリックするとマップ上のデータがポップアップします。

 

なお2012年4月段階での測定結果のまとめについては下記のpdf資料を参照してください。年間1ミリシーベルトを超える地点が多い結果になっています。

 

2011年7月~8月 地上高さ 5cm 50cm 100cm の測定値を1枚のマップに表したもの

 

2012年3月17日 地上高さ5cm 市内一斉測定

 

2012年3月17日 地上高さ1m 市内一斉測定

 

2012年2月~3月 地上高さ5cm ボランティアによる測定

 

2012年2月~3月 地上高さ1m ボランティアによる測定

 

フレッシュ三郷市民の会による一斉測定結果 (第3回2012年11月17日、第4回2013年3月30日、第5回2013年9月28日)

 


全国の放射線量マップ


郡馬大学 早川由紀夫教授によるプロット


空間放射線量


全国の空間線量測定結果(速報)

http://radioactivity.nsr.go.jp/map/ja/

新・全国の放射能情報一覧

http://new.atmc.jp/


土壌の放射線量


空間放射線量は爆発などにともなう大気中の汚染物質が流れてきて高くなることが多いわけですが、それとは別にすでに地面に降り積もった放射性物質の量、すなわち福島第1の事故によりそれぞれの地点がどの程度汚染したかを知るには(手の加わっていない)土壌の放射線量を測ることが必要になります。連絡会ではその測定を検討・試行しています。

 

インターネット上ではたとえば次のような情報でセシウム(合計)の汚染量が推定されていますが、実際には斑状と言われ、細かく地点を区分して実際に測定する必要があると言われています。

 

http://www.affrc.maff.go.jp/docs/map/index.htm

 

また市民による測定結果が常総生協のHPで公開されています。

http://www.coop-joso.jp/radioactivity/result_soil.html#result

これによると、流山、柏、松戸などの近隣の都市で放射線管理区域に相当する濃度の汚染が発生している地点の存在が確認されています。


微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報


環境省 各種大気汚染物質測定値速報 下の方に表示選択(県別・汚染物質別)がある。

http://www.env.go.jp/air/osen/pm/info.html